生徒が高卒業認定試験に挑戦しました!

先日、生徒が高等学校卒業程度認定試験(いわゆる「高卒認定試験」)に挑戦しました。

今回は「英語」と「公共」の2科目を受験し、今後は「地理歴史」の受験も控えています。

全科目合格まではもう少し時間がかかりますが、一歩ずつ着実に進んでいる姿に、日々大きな成長を感じています。

今回は、その取り組みと「高卒認定試験」について記録しておきたいと思います!

目次

高校認定試験とは

正式名称は「高等学校卒業程度認定試験(高卒認定)」といい、文部科学省が実施している国家試験です。高校を卒業していない人でも、高校卒業と同等の学力があることを証明できる制度で、合格すると大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。以前は「大学入学資格検定(大検)」と呼ばれていましたが、2005年に名称と制度が改められました。

では、この制度の目的は何かというと、「高校を卒業していなくても、その人が高校卒業と同等の学力を持っているかどうかを評価する」ことにあたります。例えば、高卒認定に合格していれば、大学や専門学校の受験資格を得ることができますし、一部の国家試験や就職活動でも「高卒と同等」とみなされることがあります。


受験資格と試験科目

受験資格はシンプルで、年齢制限はなく、中学校を卒業していれば誰でも受験可能です。高校在学中や中退した方、社会人、海外からの帰国者など、幅広い人が受けています。

試験は、国語・数学・英語・理科(化学基礎、生物基礎、物理基礎、科学と人間生活など)・社会(日本史、世界史、地理、現代社会、倫理、政治・経済など)から8〜10科目出題されます。合格には全科目で基準点を超える必要がありますが、一度合格した科目は永久に有効なため、複数年かけて全科目の合格を目指すこともできます。


高校認定試験のメリット

進学の可能性が広がる

高卒認定に合格すれば、大学や専門学校の入学試験に出願できるようになります。高校を中退してしまった場合でも、進学の道が再び開かれます。

就職や資格取得にも有利

一部の国家資格や採用試験では「高校卒業または同等の学力」が条件になっています。高卒認定に合格すれば、これらの条件をクリアできます。

自分のペースで挑戦できる

合格科目は一生有効なので、一度に全科目合格を目指さなくてもOKです。仕事や子育てをしながら少しずつ合格科目を増やしていくこともできます。

また、高卒認定の試験範囲は広いため、独学で挑む場合は計画的な学習が不可欠です。参考書や過去問題集を活用し、文部科学省の公式サイトにある出題範囲や例題もチェックしましょう。中には通信講座や高卒認定専門の予備校もありますので、独学が難しいと感じる人はそういったサポートを活用するのも一つの方法です。


注意点

高卒認定はあくまで「学力証明」であり、「高校卒業証書」ではありません。高校生活で得られる行事や部活動などの経験は含まれないため、その点は理解しておく必要があります。また、進学先や就職先によっては高認より高校卒業の方を評価する場合もあります。


高卒認定は、事情があって高校を卒業できなかった人にとって、もう一度チャンスを与えてくれる制度です。文部科学省の公式ページ(高等学校卒業程度認定試験では、試験日程や科目の詳細、過去問題も公開されていますので、受験を考えている方はまず公式情報をチェックしてみて下さい。

最後に

社会に出ると「学歴」や「肩書き」が重視されることもあります。しかし、それがすべてではありません。どんな道を選んだとしても、学び直したい、先へ進みたいという気持ちさえあれば、人は何度でもスタートを切ることができます。

高校認定試験は、そのスタートラインの一つです。少しでも興味があれば、ぜひ調べてみて下さい。試験に挑戦すること自体が、きっとあなたの自信につながるはずです!

当スクールではあなたの個性一緒に見つけて、サポートします。

IPELへのお問い合わせは
LINE

もしくは
お問い合わせフォームから

お気軽にご相談くださいね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次