当スクールに通っていただいている、ご家族のお話です。
シリーズ【お母様の自己紹介①】
二人の息子
私には、二人の子供がいます。
一人はひきこもり生活&無所属で、18歳の”成人年齢”ホヤホヤの息子です。これから何をしたいのか、全く想像できません。引きこもり歴は3年以上になりますが、昨年からようやく、気分の良い時に外出ができる程度で、先のことまで見通すパワーは無さそうです。うつろな様子で室内をウロウロ歩き、わずかに活気を感じることと言えば、スマホを観たりリビングのテレビ画面でPSゲームをする様子を目にして、なんとも言えないもどかしい気分になります。
本来なら、将来に向けて悩んだり希望を感じたり、そんなお年頃かもしれない、と思うのだけれど(これは、親のエゴなのでしょうか?)。ある意味、安定的な停止状態のように見えます。元々、生まれ持っての個性でこの状態を選択したのか、それともどこかの時点で、親が気づいて進路を提示していたらここまでのぐうたらぶりを見ることは無かったのか・・・。
下の子は、中学校の2年生。なんと、この子も中学2年になった途端に「不登校」開始しました。理由は、それなりにあるのでしょうが・・・・本人の意思に任せて好きな時に登校してもらっています。ありがたいことに、学校の理解、クラスメイトの受け入れがあり”動きながら安定”した生活を送っています。この子に関しては上の子ほどの不安や恐れはありません。むしろ、圧倒的に信頼が持てるのは 引きこもっておらず、今後の進路に関しても 親の勧めの『通信制高校』に向けて、『なんとなく道を決めていってくれるのでは?』という予想(これも、親のエゴなのでしょうか?)があるからです。エネルギー値が、上の子と比べて圧倒的に高いのだということを肌で感じます。
そして これまで、母の私は、この様子を平坦な気持ちでただただ眺めているだけではありませんでした。
3年前は、急な下り坂を転げ落ちるように変わっていく(ように見える)息子を”なんとかしなければ”という想いで幾重もの努力を、重ねてきました。
心に響く言葉はどういうものがあるか、日光を浴びたらいいのではないか、運動したら良いのではないか・・・全てが無駄だったかどうかはわかりませんが、今も引きこもっているという事実がそれらの結果ならば虚しく思われます。誰かに相談して、かえって私自身が傷ついたこともあります。
母親としてのこれまでと今
私自身のことをざくっと振り返ってみますと・・・
七転八倒、気分はまるでジェットコースターのような「明らかに闇深期」
「闇と明をいったりきたりで、ギャップにしんどい期」
「中途半端に明に入り浸ろうとして、無理がある期」
「なんだかんだ言って、出来ないものは出来ないと、悟ってきた期」
「ようやく自分のエネルギーがたまってきて、興味を持てる事に力を注げるようになった期」
・・・のような雰囲気で、移行しているように感じます。
今は、よっぽど軽やかなものですが
自責の感情や、幼少期まで遡っての「あの時あのようにすればよかった」「どうしてあんなこと言ったんだろう」という後悔は、すっかり拭えたわけではないです。
考えても仕方ない。今、できるだけのことをするだけ。
言葉でそう言ったところで、繰り返します。ただ、以前よりは自分自身へのダメージが少なくなったということはハッキリしています。よく使われる表現ではありますが、私も、息子の不登校やひきこもり状態から学んだ一人です。
現在の息子は、ありがたいことに、IPELさん含めて数人の第三者さんと繋がれていますし(ZOOM&リアル含め)、メンタルクリニック往診も受けることができています(これまでの私の試行錯誤の一部が有効だったと信じたい!)。
私のペースと彼のペースは違う・・・そのことを認めながら、忘れないように思い出しながら、今の時点での私の課題は、”自分を整えること”、それから、彼の為にもいつまでもお客さん扱いをしてはいけないと思うので”親として必要なことは言うこと”・・・この両立をほどほどにこなしていくこと、だと思っています。
今回は、初回のため あんまりにも真面目に書きすぎましたね。
ちょっと、自分でも面白くないな、と思ってます(笑)
今も平日の朝から、だーらだらのパジャマ姿で、リビングのテレビ画面を占領してPSゲームをする息子の傍、この呟きを書いています。そりゃもう、なんとも表現しがたい気分です(笑)。
今朝も、ちらっと「18歳過ぎてからでも通信制高校だったり、高認だったり、色々道はあるよ。バイトしてもいいんだし。」と、おそらく響かないであろう(と分かってる)言葉を投げかけましたが、彼は「うーん・・・・。」と曖昧なリアクションのみでした。
下の子には、そろそろ通信制高校のパンフレット集めなど、開始しています。なんせ、もうすぐ中3ですから。めんどくさそうにしながらも、一応パンフレットに目を通してくれています。
その様子を見て、『息子の時に、もっと早く気づいて普通の全日制高校の受験とは違う道を示してあげることができたら、今のような姿を見ることはなかったかも?』と、やっぱり心にチクリと刺さるものがありました。
続く・・・・
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