~迷えるこひつじ  くたびれモードと、ふわっとモード~

当スクールに通っていただいている、ご家族のお話です。

シリーズ【日常】 

ある朝、目覚めたらなんか嬉しい感覚を発見したことがあります。

それを完全につかめてないけど、失わないうちに書いてみます。

まず、ここ10日間くらいの私は頭の中がとてもくたびれていました。もうトコトン(笑)。

↓↓

「お母さんは元気に!」を実行しようとする健気な私(!)、まだ、本心からの”楽な行動”ができないのか?

なかなかのハードルに感じる日も多い。と言いつつも、これでもかなり元気になった。一時期の闇深期よりかは状況はかなり改善されたけれど・・・・

ここ10日間は、人と会って話したり、私にとっては行動的なふるまいが多かったからか、謎の疲労感におそわれる。良くも悪くも、たくさん動くと刺激や情報が多くなって疲れるのだ。

本当に合う行動、本当に楽しい行動ができていたら疲れないと聞いたことがあるが、やっぱり自分にはそれができていないのか。合うものに出会えていないのか。

↑↑

こんなこと、いちいち考えすぎなのでしょうか?疲れやすいのは年齢のせいでしょうか?

”そろそろ春”、”また新しい1年が始まる”という気配も感じて、それが辛かったのでしょうか。

つまらない思考に陥ってました。しんどい理由を探そうとすることにはプラスの効果はないのかもしれませんね。

で、そのある朝は目覚めた時に、なんだかふわっと嬉しい感覚を感じたのです。

どうせなら、この理由を探した方が良いのではないかと、社会的な専門家でもなんでもないのに考察してみます(笑)

もちろん、私だって、常に沈んでいるばかりでなく、日常の中でも時折”ふわっと”気持ちが軽くなる時もあるので、それはどういう時か・・・・そこを中心に思い返してみました。

①良い出会いや人との対話があった時

②楽しい、おいしい、美しいの感覚を味わったとき

③”今”しか見ない時

他にもあるかもしれないけれど、未熟なため これくらいしか言語化できません(笑)。

①良い出会いや人との対話・・・実は最近、いくつかありました。勇気づけられたり、共感したり、しみじみと深く聴き入ったり。しかも、その場所のおかげで、びっくりするような面白い出会いがありました。行動すると、新しい出会いや気づきがありますね。もはや言い尽くされたような古い言葉だけれど(笑)。

②楽しい、おいしい、美しいの感覚・・・そういえば、気持ちが沈むとどれも受け取れないものですよね。一度大きなダメージを受けた後は、ゆっくり自分自身を守りながら「受け取る」感覚を磨いていくものなのかもしれません。

もしかしたら、息子もこのように自分自身を回復させているところなのでしょうか?

一昨年の12月に「ゲームしたり、ベランダから外を見ることくらいしか楽しいことがない」と、彼は言いました。

かつては「何もしたいと思わない」「何も楽しいと思わない」という段階もあったので、今思えば”楽しい”という能動的な感覚を感じて、言葉にしてくれただけで、ものすごいことでした。

ベランダに出ることすらできなかった時期もあったのに、ベランダからの景色を見るという行為を「楽しい」という部類に入れて、少しでも満足感も感じている・・・

その言葉を聞いた当時は、私、実はズドンと底が抜けて自分が真下に落ちたような錯覚をするほどのショックを受けたんです(今はそんな自分にビックリです)。

俯瞰して見れば(今は、自分自身が少しだけ進化しているんだと思います)、「楽しい」という言葉が出せることが大きな進歩でした。

1ミリでも、0.1ミリでも、見えても見えなくても 息子は自分を回復させようとしていたんだと思います(本能レベルでしょうか)。

私が心の底からそういう事に気づくのに、とても時間がかかりました(だって、当時16歳の男子がゲームするとか、ベランダから外を見るということくらいしか、楽しいと感じることがないんですよ!)。

さらに進化した今の息子は、ゲーム、漫画、アニメ、動画、ペットの世話をすることが楽しいと言語化できます。昨年、映画を観に行けたことがありましたが、その映画を楽しむこともできたようです。こうまでしてゆっくり時間をかけて感覚を育てていかなければならなかったのかと思うと、切なくてたまりませんが。

③”今”しか見ない・・・どうせ同じ時間を過ごすなら、過去のことも先のことも考えず、今生きていることに感謝して味わって過ごした方が良いですよね。どうせ同じ時間を過ごすなら、自分をいじめない方が良いですよね。これからできることに目を向けた方が良いですから。

と、言いつつ、最近は私自身の記憶の中から「あの時ああすればよかった」と悔やむ材料を引っ張り出す作業を何度もしていました。なぜだか急に。私自身の対人関係や人生の向き合い方や物事への感じ方、そして子どもたちへの対応について、どうしようもないことばかりを思い出すことが続きました。

これは、活動的に行動し、人と話すチャンスがあった刺激などから、無意識の部分に影響を受けたからなかもしれません。私の分厚いエゴや、縛りつけている思い込みを、少し引きはがすチャンスだったのかもしれません。かなりエネルギーを消耗することでした。

それを経ての、ある朝のふわっとした感覚です。 ・・・重いですね(笑)! 全然軽くない・・・

息子が時間をかけて自分自身を回復させようとしているならば、母の私も時間をかけて自分を癒し成長しようとしているのかもしれません。すごく不器用なんだと思います。

不登校関連でたまに見聞きするフレーズですが、

『お子さんは放っといて大丈夫ですよ。』とか『見守っていたら回復して勝手に進みます。』とか

これらに対して、簡単には「そうですよね。」と言えない私です・・・だって、これまでもいろんな試行錯誤で息子に働きかけてきましたから。その働きかけがなかったら、今のような回復段階に入ってなかったかもしれません。そうでなかった場合と比べて検証することはできませんが、そう感じます。

母の私も、自分自身にいろんな働きかけをしました。正解はないけれど、何かしていかないと、とても落ち着かなかったからです。合う合わないはあるし、かえってしんどくなったりも、もちろんしました。くたびれモードだったり、ふわっとモードだったりの連続です。そんな中、私の中の不要なものをそぎ落としていってるのでしょうね。

そしてやっぱり思うのです。どうせなら、明るい方を見ようと。

                                            

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