【不登校サポート】お客様の声を頂きました①

FunStepSchoolにご参加いただいている保護者の方から感想をいただきました。

IPELさんに、まずは繋がってほしい

 私の息子は中学3年生だった2020年11月から完全不登校、ほぼひきこもり生活になりました。それは、通常の学生生活を送っていれば、これから中学校卒業以降の進路に向けて選択と行動に入る段階でもありました。当時の彼は、今思えば その3か月前からその兆候は見えていたと思うのですが、まさに暗闇に転落していくような時間を過ごしていたと思います。また、進路選択のタイミングを失った事により、その後はどこにも所属せず、学ぶという事もしない、かといって彼自身の好奇心で新しい行動を起こすこともなく、ただただ空虚な時間を家の中で過ごし、いくつもの季節を見送ってきました。彼がそれをどう感じていたのかは気がかりでしたが、私にはその現実を変える事は出来ませんでした。

 そして母である私は、ただひきこもっている状態を「良し」とは出来ず、抗って迷走していました。色々な公的相談機関に行きましたが、私自身の心が落ち着いておらず、先の方針が何も描けない状況だったので殆ど徒労に終わったように感じましたし、中学校を”ところてん”のように追い出されたまま見放されている息子が哀れに感じ、私自身への自責や自罰感情もあってしんどい時期が長く続きました。当初から自傷や暴力・暴言などのない静かな引きこもりで、玄関から外に出ないということ以外は、一見元気にそうにも見える事もあるくらいだったので「どうして外に出れないんろう。」というもどかしさはずっと続いていていました。

 それでも、ジタバタした甲斐はあって、徐々にではありますが、本人が外出しないスタイルで第三者に接する機会をセッティングすると、それを受け入れる形で継続出来るようになっていました(2022年6月からひきこもり支援団体の月1回ZOOM面談、2022年11月から地域若者サポートステーションの心理士さんとの週1回ZOOM面談、2022年12月からメンタルクリニックの月1回往診)。

 私のIPELさんとの出会いは、2023年の3月、友人から「マルシェに行ったらこんなチラシもらったよ。少しお話したら良い感じだった。」というような”ラインでのお知らせ”というところからのスタートでした(その友人の息子さんもひきこもっています)。不登校ひきこもりの支援事業のチラシ・・・・もうなんでもアリで、どんなことからでも好転のきっかけがほしい私にとっては、貴重な情報の一つでした。

 とりあえず、連絡を取って4/12に初めてIPELさんが企画する勉強会に参加してみました。当時の私にとっては、そのセミナーはインナーチャイルドに関する話や、食品の話、名前の”音”からメッセージをもらう・・・など、スピリチュアル要素も満載だったのですが・・・それがとても刺激になって、明るい気持ちで帰路に向かったのを覚えています。

動きながら軽やかに

 その後は、IPELさん企画の勉強会や不登校ママカフェに、できるだけ参加させていただくようになりました。個別にIPEL代表の本窪田智子さん(以降は、智子さんと書かせていただきます)に、日々のちょっとした呟きをラインで送ったり返信をいただいたりもしてました。そんな中、智子さんが一生懸命考えて下さり「5月に乗馬体験しませんか?」というチャンスが舞い込みました。息子は生き物が好きです。なので馬と触れ合う事で心が癒され前に進むきっかけになったら、というお気持ちで、当日は自宅に迎えに来てくださいました。息子は、出発2時間前までは行く気でいて、随分早起きもしたのですが・・・・段々と気持ちが落ちてきて、外に出ることが出来ず、結局その日は乗馬体験企画への参加を断念しました。智子さんは他の参加者さんやスタッフさんの待つ集合場所へ行かねばならず、移動されましたが・・・息子に聞こえないところで「私、諦めませんから。」と私に言ってくださり、平静を装っていたはずの私は思わず涙ぐみました。その日まで緊張していた私の奥底の糸が1本、フツっと音を立てて切れていったような感じでした。

 ・・・そんな事もありながら、実は今は週1回の家庭訪問をお願いしています。智子さんが、母である私に会いにきた、というスタンスで7月からスタートしました(6月に、偶然を装い自宅に立ち寄っていただき、一言息子に声をかけて反応を見てもらったのですが・・・智子さんとの会話のやりとりが20分近くも(!)自然にできていたので「これは!」と、直感で、急遽、家庭訪問プログラムを思いついてくださったんだと思います)。無理なく、話せたら話す(生き物の話やゲームの話など)、そうでない時は目の端で息子の様子を観察しながら・・・・一見、不毛とも思える時間を、飽きもせず懲りもせず、毎週毎週、お忙しい中、明るく楽しい風を運びながら一定時間の家庭訪問をしてくださってます。

 そして、息子は智子さんが私の意図があって毎週訪問してくださるという事に、当然気付いているハズですが、言葉に出さず、ただ、智子さんから話しかけられたら返す・・・という状態でこの『場』を受け入れてくれています。

後編はこちら!

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