当スクールに通っていただいている、ご家族の実話シリーズです。
過去の回想 不登校や引きこもりのきっかけ
特に母親にとっては
不登校や引きこもりは、見ようによっては大変なことだと思います。
過去のことを何度も思い返したり、
そのたびに後悔と自罰感情が溢れてきたり
若い人一人の人生が、大きく翻弄され、
暗黒の未来しか想像できないような
大事件を起こした首謀者でもあるかのような
そんな気分でもあるかもしれません。
『あの時、あんなこと言わなければ・・・・』
『あの時、気づいてあげていたら・・・・』
そして そのたびに、「今さら悔しがっても仕方ない・・・」と
いったんは打ち消そうとするものでもあるかもしれません。
(もちろん、状況はその人により違いますよね)
しかし、完全に火の元を消していないので
また気持ちがぶり返す・・・
そんな繰り返しの思考に関してですが
私自身は、なんとなく思っていることがあります。
義務教育の学校は重要視する必要はない
少なくとも、うちのサナギ息子にとっては
もしも、義務教育期間の過ごし方が違う形態だったならば、
通っても良かったし 楽しく通ったかもしれない
そして今も社会と接することなく
家でゲームするなんてことはなかったかもしれない
彼は合わないものに無理矢理付き合わされたことで
ここまで、
自分の人生の貴重な時間数年間を浪費する選択をすることになってしまったけれど
彼は、その身で自分以外の世界に抵抗をした
この引きこもり状態は
脳疲労とか うつとか 脳神経の炎症とか なんだかんだあるのだろうけれど
大きく見ると、それは 彼自身を守る行為だった
ただね、そこまでの状態になってしまったこと
それは、母親の影響が大きいとは思いました。
息子の見守り方
彼に、自分の生きやすい方法を選択することを奨励してこなかった・・・・
結果的にその道を選ばせなかった・・・・
私自身が、そう思うのです。
私自身が、生きやすい道を自分で選ぶということをしなかったし
自分自身が何をしたいか、気づいてこなかったと思うのです。
よく 母の人生を生きよ とか 母が笑顔で とか
落ち込みマックスの時に言われると益々落ち込んだり
別次元の傷が増えたような気がするのですが
その言葉を学習すればするほど
むざむざと、私自身に傷を与えているように思います。
過去は変えられない
どんなに叫んでも過去の時間は戻らない
でも未来は変えられる
もしかしたら、今この瞬間でさえ、捉え方を変えれば変えられる
そんな期待と
いやいや そんなうまいこといくものか
自分自身を騙すようなミラクルが起きるものか
そういう疑いの問いも瞬時に並行して起こるので
アクセルとブレーキを同時に踏むような
苦しい時間も持ってしまいます。
意図して それを止めなくてはいけません。
でないと 永遠に自分自身を苦しめてしまいます。
今を見渡す 今の自分と明るい未来を肯定する
今、全てを失ったわけではない
今、手にしているものがある
そこから、ちょっとずつ 方向を変えて行動を起こして
明るい面を見ながら 感触を確かめながら
幸せになっていけば良い・・・
本当は、声を大にして、
成人年齢にしてゲーム中心のサナギ生活を送る息子に、言いたいところです。
でも、言葉で言って伝わるものではないということも、
私は知っています。
そう思い込んでいるだけかもしれないけれど
親のアドバイスに効果はなさそうです。
「ほめましょう」
これも 良く言われます。
でも、18歳のサナギ息子は、
親から褒められて嬉しいと言うよりも
それを上回る違和感の方が大きいと感じます。
ですが 自然に、
レールに乗せようという姿勢を見せない
第三者との会話の中でだったら、
ただ無垢な気持ちでほめてもらえたら
響くかもしれないですよね。
それは、私の意図から外れた範囲のところなので
操作ができません。
だから、今の息子には
私から何か言おうとすると、とても難しいし
ほとんど無駄打ちになるでしょう。
伝えたいことはたくさんあるのに、伝えられないのです。
それが分かっていて、そこに執着するのは徒労になる気がします。
息子に影響を与えようとすると、同時に無力になっていくのです。
なので、今は私を肯定するようにしたいと思います。
ついでに、私のこの先は明るいと信じたいと思います。
不登校ママの過ごし方
自分自身に予約をする
必ず何かを達成しなくても良いので
予定を入れると良いかもしれません。
自分の時間に予約を入れるのです。
私自身に対して、もう一人の私が予約を入れるつもりで
スケジュールを作っていく
心底 好むと好まないとは関係なく
一生続けるか続けないかの決意は不要で
誘われたら、とりあえずはその場に行ってみようと思う
どうしても嫌だったらきっぱり断る
新しいことを一つする
今まで触れてこなかった音楽を聴く
ベランダの植物の植え替えをする
自分一人だけで、行ったことのないお店に入りスイーツをいただく
ネットで見た簡単ストレッチを生活に取り入れる
思いついたことは「私の選択」として行動する
簡単なことでも良いと思う
行動してみて
不要だった いまいちだった
思いのほか楽しかった
学ぶことがあった
そういう、自分の感覚を探っていく時間を作る
・・・
まぁ、目線そらしの側面もありますね。
そんなことを取り組んでいても、
現実面が急に変わって見えるわけではないので
何度も何度も 揺れるでしょう
でも
何度も何度も 自分に予約を入れる
疲れたら、休む
途方もないような時間が過ぎるかもしれないけれど
自分を整え直すための
ビッグ・チャンスだと思うと
日常生活が少しだけ楽しいかもしれません。
そして、自分自身に対して良いことをしてあげていると感じ
自分をほめることができたら、
心地よい選択も自然にできていくかもしれませんよね。
当スクールには、様々な状況で、様々な悩みを抱えていらっしゃる保護者やご家庭の方が多数通っていただいています。
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対面ではなかなか話しにくい・・
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