~迷えるこひつじ   感触~不登校保護者の実体験ブログ

当スクールに通っていただいている、ご家族の実話シリーズです。

葉
目次

小さな変化の始まり

このところ、私の中に小さな変化を感じています。

もうずいぶん長いこと、まるで脱皮や進化を繰り返しているように、何かが少しずつ変わっている感覚です。

それは「まだまだ余地がある」と、自分の可能性を信じられるようになってきたということかもしれません

過去の自分との対話

振袖

先日、1年ぶりにカラオケに行きました。

もともと歌うことは得意な方でしたが、いざ歌おうとすると声が出なくて、涙があふれました。

前向きな言葉を声にすることに抵抗がある自分に気づき、悲しくなったのです

そんな自分を少し冷静に眺めることができた後、逆に「ちゃんと声を出す」ことに向かって歌うことができました。

また、全く違う話ですが、来月、着付け体験を予約しました。

過去に母が良かれと思っていくつも用意してくれたけれど、

私にはずっと重荷だった着物があります。

その着物を「嫌い」なまま放っておくのもまた嫌で、

息子のかつての卒園式に”自力で”一度だけ着たきり

そこから14年間も袖を通していませんでした。

もちろん、着る手順なんてもうすっかり忘れています。

それでも、もう一度着物と向き合ってみようと、体験に行くことにしたのです。

カラオケで声が出なかったこと、そして着物と向き合うこと。

これらはどちらも、過去の自分の鎧をはがそうとする小さな試みなのかもしれませんね。

息子がくれた新しい世界

音楽を聴く画像

そんな風に試行錯誤していた今朝、また新しい気持ちで目覚めました

そのきっかけは、昨晩息子が教えてくれた、ゲームの音楽でした。

ゲームの世界観と、民族楽器、西洋音楽、そして合唱が融合した壮大な音楽。

いくつかの動画を観ました。

それは、世界各地を旅しているような、素晴らしい音の世界でした。

これが通常のクラシックコンサートだったらあり得ない観客の歓声やサイリウムも、そこに垣根がないことを感じさせてくれました。

この音楽から、ゲームというエンターテイメントがここまで進化し、世の中で「ちゃんと」ビジネスとして成り立っていることに、改めて感動しました。

彼は多くを語らない子ですが、好きな音楽の話をしてくれた時、彼の心の扉がそっと開いたような気がしました。

親として、彼が自分の世界を私に共有してくれたことが、とても嬉しかったのです。

未来への希望

そして同時に、「息子も『遠くへ行きたい』と感じている」という漠然とした感触が心に浮かびました。

それは場所だけではなく、もっと広い意味での自立や旅立ちかもしれません。

いつまでもリビングの王子様でいるわけではない、という、はっきりしないけれど確信のようなものが私の中に感じられました。もちろん、それがいつなのかは分かりません。

花の画像

過去の自分と向き合う小さな勇気、そして未来への希望。

これらが混ざり合った、確かな感触。

迷えるこひつじの私ですが、今は一歩ずつ、前に進めている気がしています。

上がったり下がったり、進んだり戻ったり、何度も繰り返しているようで、

何度も新しい一歩を体験できる、そんな日々を送っています。

当スクールには、様々な状況で、様々な悩みを抱えていらっしゃる保護者やご家庭の方が多数通っていただいています。

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対面ではなかなか話しにくい・・
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