当スクールに通っていただいている、ご家族の実話シリーズです。
引きこもりに優しくない世界
18歳成人のサナギ息子にも、投票用紙が届きました。
出れない・・・・
なので、投票できない・・・
それから
世の中の引きこもりに対する姿勢や制度って、
やっぱり”こんなもの”と思いました。
「置いてきぼりにはしない」というポスターも見たような気がしたけれど
オンライン投票とか、他の支援のようなもの
できそうで できないものなのでしょうか?
弱者の声は、そもそも必要ないのでしょうか?

マイナンバーカード受け取りの時を、思い出します・・・・
申し込み時点は外出できる子でしたが
いざ、作成されて受け取れると言う段階から突如の完全不登校&引きこもりになりました。
・・・・それから3年間も、市役所から督促状が届きました。
正当な理由があって、委任状が用意できるならば代理人の受け取りは可能だったようですが・・・・
私たち家族は、このことに関しては疲弊する予感しかなかったので
何も動きませんでした。
そして今年、市役所まで本人が外出できた時があって、ようやく受け取りできました。
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話は変わりますが よく聞く例として
例えば、親が公的な相談場所に行きます
↓
「ご本人じゃないと」・・・
そして「見守って」の一言で終結です。
多分、実質、ほぼ何もできない。
こちらも、そんなもんだと思ってるので
もはやリアル相談場所というのは
状況説明したり、親の愚痴を話すところ
というくらいに思っていないと、やり切きれません。
個性を大切にする愛
もちろん、そんな中でもとても良い出会いもあります。
心から、私の話を聞いてくれ
ただの愚痴になっていたとしても
その内面の心情の変化なども感じ取ってくださるような
そんな、心ある方もおられます。
多分、行動の選択の根底に「愛」があるんだと思います。

それから、最近のことですが
下の子の中学校の”防災授業の発表”という名目の授業参観で
いつものクラスメンバーとは違う、地域の生徒さんでの合同発表があり
それをまとめてくださっていたのは、
初めてお会いした
他のクラスの担任の先生でした。
その方は、私がこれまで持っていた「先生ってこんな感じ」という固定概念を
根底から覆してくださる方でした。
ご自分の言葉で語り、保護者への気遣いもあり、同じように生徒全員への心配りもある
元気いっぱいだけれど、無理のある笑顔や『圧』はなく
”~~を目指しましょう!!”という同じ方向性を強いるスローガン的なものではなく
日常的に必要なもの、実践的なもの、
今の問題点、外国との違い など
生徒自身にも見渡すチャンスと、それを表現する自由を与えてくださってる気がしました。
実際、生徒さんはみなさんのびのびと自然な表情でした。
それぞれの個性を縛ることなく発揮することを許すムードの中
発表のまとまり方も、テンポも、とても良かったので
びっくりしてしまうほどでした。
私は、初めてお会いした先生だし、たった1コマの授業で何がわかるか と
もしかしたら専門分野の方には嘲笑気味に言われてしまいそうですが・・・・
感じ取ったものがありました。
この先生の根底には「愛」がありました。
でも、それはスタンダードではない
一定の項目基準をクリアした方々が、
そのような場面や各ポジションで働いておられるのでしょうが
人間力とか優しさとか愛とか、数値に表せないそんなものは、
そもそも、工場的教育が当たり前の環境では表す必要がない
このシステムの根底に、そんな教育(組織や形を重んじるような)が
本流で流れているのだから、仕方のないことかもしれません。
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なんだか、おいてきぼり
世の中の人の頭数にもカウントされていない
外出できない息子が悪いのかもしれないけれど
このままでは、全ての国民の意思を反映できる政治なんて
とうていできるはずもない(そもそもトライしようとしていない)
そして
社会的弱者の立場の中に、息子がいるのだという現実
ここ最近の出来事と、投票日の今日の感覚、
忘れないでいようと思いました。
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