~迷えるこひつじ   受け入れと消化 ~不登校保護者の実体験ブログ

当スクールに通っていただいている、ご家族の実話シリーズです。

私、最近コロナ感染しました。

発熱(発症)の日を”ゼロ日”として、
そこから5日間の間に症状が落ち着き、
通常レベルの元気に回復していたら
翌日から外出できる・・・

そんなことだったように思います。

コロナのお薬は、今回は使用を断念しました。
健康保険3割負担の場合は、
およそ1万5千円も薬代が必要ということだったので

『そりゃ、高熱でもなく軽い症状なら自分の免疫を信じよう!』
となったわけです。

つまり、私は発熱の日を含めて6日間、
家でこもることを余儀なくされました。

といっても、自宅PCから食材は買えるし
家事のために軽くは動けるし
最初の3日間こそ、頭痛やだるさで辛かったものの
残りの3日間は「ひま」でした。

そんな経験から
ふと、過去を回想し 感じたことを呟きます。

目次

息子の引きこもりの始まりを思い出して

鬱やひきこもりは回復に時間がかかる
それこそ年単位を覚悟して!と・・・
また、最初の対応が大事!とも・・・

うちのサナギ息子が中学3年の11月
急に暗闇に転落した時期に
よく、言われたものでした。

正直、その時は意味が分かりませんでした。

まず目の前の状況を飲み込めなかった
私自身も溺れるような感覚だったので
覚悟を持つ、だなんて遠い話でした。

本など読んだり、
専門家っぽい方が何か言っているYoutube動画なども観たり
実際に、リアルで色々な専門家さんに会いに行ったり
表面上の知識は増えたように見えても
どれもこれも心の深いところではすり抜けていきました。

その当時は、息子は鬱の”ゼロ年”だったのかも

つまり、
6日間経過して大丈夫なら外出オッケー
のように・・・例えば、
6年経過して大丈夫なら、社会復帰もオッケー
そんな感じ??
そんな単純なものではないと思いつつも・・・
ちょっとあてはめて
(当人の気持ちの分からないところは想像を加えて)
比較してみたいと思います。

コロナ回復と鬱回復の過程

◎コロナゼロ日
→「もしや発熱?」「そういや、ちょっと喉がかさついていた」
 24時間以上経過しないと検査に反映しないと思ったので
 ただおとなしく家で過ごす。

♦︎鬱ゼロ年(2020年11月~)
→最初は「いつか戻れるよ。大丈夫。自分で学校に行かないと”決めた”だけ。」
 でも、ちょっとずつ負荷がかかり
 気づいたら、一度も登校しないまま中学校を卒業していて
 数日後「もう間に合わないよ」と、
 思わずベランダに出て声に出していた。

 置かれている現状を把握し、呆然としたのかもしれない。
 しばらくして、布団の中で

 「お母さん、何も楽しいと感じることがないんだよ」
 「何もしたいと思わないんだよ」

 春に一度だけ、家族で近くの川遊びに行けた
 枯れ木のように痩せた体で数時間、
 日差しを浴びながら川の生き物を観察。
 とても嬉しそうで充実した時間だったようだが、
 その後は再びこもった。

 全体的に活力・食欲がなく
 10か月くらい経過し、リズムを保てなくなり昼夜逆転に移行。 
 *親は医療に繋げたいが、本人が拒否。

◎コロナ1日目
→体温はそんなに高くないけれど、頭痛とだるさがある。
 クリニックの検査では「陽性です」とのこと。
 検査帰り途中に喉鼻の処方薬を受け取り
 帰宅後は家事をある程度して
 それからパートのシフト変更をお願いして・・・
 あとは、睡眠を重視した。

♦︎鬱1年(2021年11月~)
→室内をウロウロできるし、
 ベランダへ出ることの抵抗が少なくなった
 心の底から楽しいとは思えない。食欲もない
 家の中ですることがないのでゲームをする。

 春に一度だけ、通信制高校の見学に行けたが、
 勉強や学校というものに関する後遺症なのか
 到着しただけ・・・・その場にいることで精いっぱい
 説明の言葉など何も受け付けず、進路に関しては進展なし。

 初夏、はじめて第三者との継続的な繋がり(ZOOM面談)スタート
*秋に一度だけ、大学病院の精神科受診できたがその後は通えず。

◎コロナ2日
→体温はそこまで高くないのに、体はだるい。
 特に頭痛がする。
 時にどうにもならず呻きたくなる・・・・
 
 できるときは自分でレイキヒーリングをすると、
 少し落ち着くのかも???
 レイキというよりも、自分の軸に集中しようとする感じ。
 家事はなんとか最低限できる。
 夜はあまりよく寝れない。

♦︎鬱2年(2022年11月~)
第三者さんの繋がり増えた
●心理士さんとのZOOM面談(雑談中心)
●メンタルクリニック往診スタート、夏から抗うつ剤
●支援者さん&その居場所へも、秋から一人で通えるように

食欲はないようだ。

◎コロナ3日
→体温は低いけれど発熱状態。喉の不快感、だるさはある。
 寝たり起きたりの生活に、やや退屈さを感じる。

♦︎鬱3年(2023年11月~)
数年ぶりに、遠方実家へ帰省できた
 第三者さんとの繋がりは継続。
 大きな進展はなく、時々活動レベルは下がる。
 自身の”今後のこと”には考えが及ばない様子。

 少しずつ食欲が出てきた

◎コロナ4日
→体温は平常値になる。痰が絡むので咳が出る。
 喉の不快感、だるさはある。
 寝たり起きたりの生活に、やや退屈さを感じるが、
 順調に回復していると実感できるので

 ここぞとばかりに「休む」を選択。

♦︎鬱4年(2024年11月~)
→遠方実家への帰省はデフォルト活動項目に入ったようだが
帰省したからといって、そこでもこもりがちな生活スタイルは変わらない。

第三者さんとの繋がりは継続

大きな進展はなく、時々活動レベルは下がる。
ただ、「焦りがある」ということは認識していて、
限定的だが第三者に対してもメンタル面を問われれば少し言葉にできる
時々葛藤しつつも
自身の”今後のこと”にはまだアイデアがない様子。

◎コロナ5日
→体温は平常値。
 活動レベルが少し高くなり「知りたい!」という自然な欲求。
 Youtube動画などから、
 これまで関心がなかった分野の知識を取り入れ吸収していく。
 自分のペースを守るために”自分都合”を大事にしようと決めた。

♦︎鬱5年(2025年11月~)
→未来のことなので、今はまだこのステージは想像のみ・・・・
 けれど、今年の秋以降から、「知識欲」が高まるのかも?
 そして、自分の人生を大事にしようと思えるのかも?

回復過程を振り返って

ダラダラと書いてしまいました。

コロナ回復と鬱回復の過程

・・・時間単位のスケールをかなり大胆に取り扱ったので
本当の専門家さんが見たら怒るかもしれません(笑)。
素人の私が勝手に決めたこの形で言うと
まだ、現時点では 息子は”鬱4年”という段階の真っ只中です。

♪もう少し先のステージでは、また違う景色が見えるかも♪

そのように、勝手に受け入れ、消化してみました。

当スクールには、様々な状況で、様々な悩みを抱えていらっしゃる保護者やご家庭の方が多数通っていただいています。

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