当スクールに通っていただいている、ご家族の実話シリーズです。
帰省できなかった息子・・

息子は、連休の帰省には同行できませんでした。
その理由については、本人はいろいろ言ってましたが、結局よくわかりません。
おそらく、波のある中、そういう気分で、まだエネルギー値も低かった・・ということなのでしょう。
とても残念でした。
それから、両方の祖父母ともに、とてもがっかりしていたので、私も申し訳ないような気持ちになりました。
でも、仕方ない。コントロールできないところに執着しても仕方ない。
今のこの帰省よりも、この後の飛躍を信じる方がずっと有益で効率的・・・と、(時間をかけて)学習してきた私です。
留守番中の息子に大きな成長!

そんなネガティブなことがきっかけでしたが、とても良いことがありました。
それは、一般的な生活をしている若者にとってはごく当たり前のことですが・・・
☆息子が家族以外の人たちと一緒に外食できた
☆息子が自分の食べたいものを買いにコンビニに行けた
大きくは、この二つです。
家族以外の人たちと外食に!
家族以外の人と一緒に外食・・・
息子がお世話になっているIPELさんのFunStepSchoolの終わりに誘っていただき、
先生と、数人の生徒さんとで、晩御飯を食べたそうです。
この件、本人から私には詳しい話は無いのですが「誘われて食べに行ったよ。」とは教えてくれました。
きっと、楽しい時間だっと想像します。
こんな機会があるとは想定外でしたし、
IPELさんから《本人を外食に誘っても良いかどうか》という提案と確認があった時に、
『行けたらいいけど、行けるかな?』という期待と不安の中、進めてもらいました。
なので、叶って本当に嬉しかったのです。
決まったマニュアルではなく、柔軟で心ある支援をしてくださっているIPELさんのおかげです。

自分の意思で取り組んだ留守中の出来事

コンビニに行けたことも、大きなことだと感じました。
一人お留守番の中、現実的な食事のことが心配でしたが、必要なものはちょこちょこ買いに行けたようです。
通常だったら、親が食材を買いに行ったり調理をして済ませてしまう困りごとも、
本人が直面すると、自分で必要な食べ物は買えるまでにエネルギー値が上昇したのだと感じました。
あとは、簡単な掃除機掛けとか、簡単な調理(目玉焼き、炊飯など)、使った調理器具や食器を洗ったり、衣類の洗濯をしたり・・・
小さな一人暮らしをするチャンスとなりました。
親の思い通りにはならなかったけれど、違う側面からの成長を感じることができた出来事でした。
あ、買い物のことですが、私たちが帰省を終えて自宅に戻る前に
「スーパーに行って晩御飯の材料を買ってほしい」と、内容を伝えて息子に依頼しました。
実は、これも実行されない可能性も想像していましたが、息子は当たり前のように買い物を済ませてくれていました。
私は、依頼する時に「大丈夫?」と言い、ちょっと嫌な予感がして「重いから」と、咄嗟に付け加えて言いましたが・・・
重量の心配ではなく、本当は『行ってくれたら嬉しいけど、行けないかもしれない』という期待と不安があったのです。
「お母さん、心配してたけど、あれくらいの買い物、全然重くないよ。小学校の時はもっと重い荷物を思って学校に通ってたんだよ。」
と、あとで軽くクレームを言ってきました(笑)。
親への反発の気持ちも、サラリと表明できるような状態にまで、息子は回復しているのだな、
と、この春の連休は感じることができました。
改まった形で《母の日》イベントが無かったとしても、少し早めのプレゼントをもらえたような気がしています。

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