当スクールに通っていただいている、ご家族の実話シリーズです。

不登校ママの安らぐ時間とは・・？

私は、特別な能力があるわけではありません。
なので、朝からずーっとリビングのテレビ画面を占領して
ゲームをしている息子がいる空間で
気分がむかむかしてくると
「見える！私には見える！息子の明るい未来が見える！」
という予言めいたハッピーな言葉なんて、
たとえ心の中だとしても、言えません。
(もちろん、そうだったらどれだけ良いか、とは思いますが)

気持ちを変えようと　出かけたり用事を作ったり、
何かに熱中したりするような行動も
なかなか毎日、いつもいつもは　できないです。

ですので
私自身の心底ホッとする時間は
家にいると実質少なくなっていく・・・ということはあります。

世の、引きこもりのお子さんを持つお母様方は
そのくすぶった時間を
どのように使っておられるのか一度聞いてみたいところです。

受け取り方は自分次第

ところでずっと以前、
いわゆる専門家さんを梯子(！？)していた時期がありました。
そこで

「あのね、お母さん。
子どもがこうじゃないから、”私”はこれができない、じゃないよ！
子どもがこうじゃなかったら
”私”はもっと輝けるのに・・・輝けない、じゃないよ！」
と、たしなめられました。

私からそのように(何かしたいとか、輝きたいとか)
言ったわけではないのに・・・
なぜかそのように言われました。
その方は、もしかしたら、当時の暗い表情の私に

”息子さんがどういう状況であっても
自分を励まして、よりよい一歩を歩んで
あきらめずに何かを選択して行動して
自分自身で輝いていってほしい”

というメッセージを伝えようとしたかったのかもしれない・・・
と、今となっては思うのですが
当時は、頭ごなしに叱りつけられたような感覚でした。

何年か前のことでも、あの時の違和感を何となく覚えているので
よほど、強烈な印象だったのだと思います。
例えば　当事者ではない第三者からの

『任せておけば、いずれ子ども自身が道を選ぶもの。
　ほら、大丈夫だったでしょう？』

というような事例を使ったアドバイスって簡単にできることだと思います。
でも、実際のその『大丈夫』って状況に至るまでは
きっと何年も時を経てのことですよね。

日常の、家事をしながら、仕事にも通いながら
他の家族の活動的な様子が目に入りながら
自分の感情と付き合いながら
気が遠くなるほどの時間の積み重ねがあることを
想像せずに8.2秒で終わるような誰かの成功例を参考にしての
アドバイスが欲しいわけじゃないんです。

今の私自身が、迷走しているのに
たとえ正論だとしても
実感が得られないものを
操作や意図が含まれた雰囲気の中アドバイスしてこられても
気持ちがすれ違ってしまうのです。
難しいですよね。

なので、
私は受け取りたいものを自分で選択するようになりました。
あちこちで梯子(しかも集中力がないからあまり吸収できない)しながら
自分の感覚で選んだものを、残すようになったのだと思います。
良く言えば、たくさんの寄り道も必要な経験だったのでしょうね。

・・・・

感情が揺れる時　それはそれで良いと認めつつ
そういう時こそ、自分を取り戻せるようにしたいです。
方法は、様々です。
甘いスイーツみたいな、楽観的な妄想をしたり
自分への戒めの気持ちで、姿勢を正したり
拠り所となるような、自分の軸を意識したり
ストレッチしたり
地味に腹筋したり(！)
あえて、全く違う行動を選んだり
あくまでも、自分のペースで。

・・・・

気持ちを整える目線そらし

実は、こう書いているのはつい先ほど
息子との言葉のやり取りで、いら立ちを覚えてしまったからです。
息子は、私の言い方が嫌いなんだそうです。
「合わないんだ」と。
かつて、彼は自分の言葉を家の中で発するエネルギーもなかった・・・
それを思えば、これは良い傾向かもしれません。

ですが、ムカムカしてしまった私は
最近リアルで出会った、占い師さんのお店に電話予約しました。
『電車に乗って、その場所に行けるか、お店にたどり着けるか。
そのドキドキ感や心配のパワーを利用して、目線そらしをしているところです。
(けっこうな方向音痴なので、課題を新たに作った、ということになります。)
それから、どうせ電車に乗って
お金を払ってまで占ってもらうのだから
せっかくの機会を無駄にしないように
どういう”問い”を立てるか・・・
何をメインにして占ってもらうか・・・
私はどんなイメージを受け取りたいのか・・・
脳内シミュレーションです。
(実は、占いの館と言う場所に行くのは初めてなのです！)

ただいま絶賛、目線そらし作戦遂行中です！