8月不登校ママカフェに参加した感想をいただきました。

2023年8月30日2023年11月3日

参加された岩宮さまよりご感想をいただきました。
※岩宮さまについては最後にご紹介しております。

今月も「不登校ママカフェ」に参加してきました。

今回はプチイベント付きと言うこともあり、更に楽しみにしていました。
プチイベントはアートセラピーのくわばらのん先生が、参加者の皆さんが個々に描いた絵を見て頂き、今の心の状態を読み解いて頂けるという、とても興味深い内容だったので、始まる前からワクワク状態でした。

先生から
「好きな字をこの紙に書いてください。」
「その字をデザインしても良いし、字の周りに好きなように絵を描いても良いですよ。」
２４色の色鉛筆と白い紙が目の前に用意され、少しだけドキドキしながらスタートしました。

私がパッと浮かんだ字は「陽」、色は黄色が浮かび、集中して描き始めました。
「こざとへん」を黄色から描き始めたけれど他の色も使いたい衝動に掻き立てられ、陽の右上の「日」はオレンジ色、ニコニコの目を追加し、横棒は口に見立てて赤色に。その下は緑色を使おう♪文字は丸っぽく。う～ん、何だか楽しい♪ワクワクしながら、気持ちがのってきました。

描いた後、全体を見て「陽」の周りには、ふわふわしたピンク色の雲が包んでいるイメージ。

うん！こんな感じ♬と、その時間を楽しめている自分と、周りを気にしていない自分に気づきました。

以前の私なら「みんなどんなモノを描いているのだろう？」と気になり、周りをキョロキョロ。そして「これで良いのかな・・・？」と正解探しをし、「先生、これで良いですか？」なんて確認したかもしれません。

しかし、今の私は全く周りが気にならず、自分に集中していたことに驚きました。そして、「色」を使っている時、モノ作りをしている時は、心がウキウキしている。そのことに集中している自分が好きだったり、そこに正解、間違いがない、その感覚が好きだったりすることを、今回のイベントから気づくことが出来ました。

アートは五感を刺激する、と言われますが、本当にそうだな、と思います。どうしても、日常に流されてしまったり、子育てに一生懸命になっていると、立ち止まることを忘れてしまったり、自分がどう思ったり、どう感じているのか？を考えなくなります。それが続くと自分が分からなくなってしまいます。

何が好きで、何が嫌いなのか？何をしたいのか？したくないのか？そして、いつの間にか他人軸で生きてきた私がいたのです。

私は不登校がきっかけで、その感覚を忘れていることに気づきました。そもそも流されて生きていることさえ、気づかずに日々過ごしていたのです。

その時に、アートやアートセラピーに出会っていたら、忘れていた感覚を取り戻すのに時間がかからなかったのかもしれませんね。それは、アートには正解がないから、受け取り方は「自由」だと思うのです。その自由を自分の五感で楽しむことが出来るのがアートで、そこが面白さだと最近思うようになりました。

だから、学校教育の中で学ぶ図工や美術は、先生の答えありきの指導になっている場合があるので、ただただ、子ども達の五感を刺激するだけで十分ではないだろうか、そこに数字の評価は不要ではないだろうか、と思うようになりました。

話を戻しますね。
個々に描いた後は、のん先生に読み解いて頂く時間。なぜこの絵を描いたのか、近況を含めながらお話をしました。またまた涙が溢れる場面もありましたが、それだけ感情が出やすくなっている証拠、心がほぐれている状態だと思っています。

私が使った色は、実は息子たちのイメージカラーなのです。長男は緑色、次男は黄色。
命名する際、何故かカラーをイメージしてから名前を決めました。

ピンク色は今まで使ってこなかった色。女性性のカラーイメージを持っている私には似合わない、抵抗感のある色だったのです。だから、我が家にはピンク色が無いです。服も選ばない色なのです。そんな私が今回この絵でピンク色を使いたくなったのは、大きな変化です。私自身を許し、認め、受け入れられる状態になり、私を信じられるようになってきた証なのかもしれません。